多重債務に陥ってニッチもサッチもいかなくなると、まず誰もが駆け込むのが弁護士先生の事務所です。かくいう私もそうでした。それ自体は全く間違った行動ではないと思います。
が、実はそれによる前向きなメリットとは、「第三者と問題を共有する」という意味と、目は血走り、食事がノドを通らず、普段であれば何でもなかったことができなくなった、という状態を一時的に和らげることができる。という要素において大きな意味があるのです。
しかしながら、弁護士先生とお話をすると、必ずといっていいほど「破産」という言葉がわりと早い段階で出てきます。勿論、「破産」という制度そのものは法律で認められた「借金棒引き」の最終手段なので、本当にどうしようもない時にその手続きを進めることは日本人(この場合・多重債務者)に認められた「権利」でもあるのですが、私の経験上、実に安易に「破産しかない」という弁護士先生が非常に多いというのが実態です。(なぜかというのは追々連載していきます)
しかし、中には本当に債務者のことを個別に熱心に考えてくれる先生もいらっしゃるので、ここでは、同じ債務整理でも「弁護士のタイプと考え方」で債務者のその後の人生は大きく左右される(生死を分けるレベルで)ということを伝えておきます。
ここで簡単に私の過去を語りますと、21世紀初頭に会社員から独立し、小さなコンピュータ関連の会社を立ち上げました。当時三十代前半です。最初のうちは順調かにみえた時期もありましたが、様々な事情から会社の経営が苦しくなり(今後連載の中で詳述していきます)、数年間のうちに会社・個人の借金はみるみるうちに数億円に膨れ上がり、本当に尋常ではない心理状態と生活環境を体験する日々となりました。
今から思えばそんな状況が長続きするはずもなく、数年のうちに最悪の状況まで落ち込み、とうとうその会社をたたむこととしました。しかし、ここがミソなのですが、私はその会社を倒産(法人の破産)ではなく「休眠状態」とし、個人も破産ではなく「債務整理」として現在に至り、ほそぼそと返済をしながら再起を目指している最中なのです。
数年前から始まった会社・個人の債務整理をしながら、ほぼ同時進行で私は別の事業の準備をし、今やっと軌道に乗り始めた状況です。本格的に会社組織にして拡大していくのはこれからですが、個人収入も次第に安定から上昇に転じてきています。
このように書くと私がいとも簡単にこれらをすり抜けたように感じるかもしれませんが、とんでもないどころか、まさに「死ぬ」思いで過ごした日々の積み重ねでした。後々登場しますが、多くの専門家や協力者がいて初めてなしえたことであります。また、それはいまも緩やかに継続しています。
詳細についてはこれからそれぞれの場面やパートに分けてご案内していきますが、記念すべき最初の投稿を締めくくるにあたり、これをお読みになった多重債務者仲間の方に、以下の言葉を捧げて第一回投稿としたいと思います。
「借金は良いことではないが、自らの人間性まで否定するな!」
※いかに無理なく'お返し'していくかを冷静に計画するべき
「'返せない'のと、'返さない'のは大きく違う!」
※「返す意思」があれば大丈夫!問題はどうやって返すかだ
「ベストの'債務整理'の方法はその人ごとにすべて異なる!」
※魔法のような手はない、最後は借入先ごとに自分で判断!
「破産は最終手段!相応のデメリットも甚大だ!」
※「世の中そんなに甘くない!」後の人生に大きな影
「一人で抱え込むな!相談できる人を作れ!」
※本当に困っている方は私もできる限りバックアップします
以上、私もできる限り連載を頑張りますので、皆さんもあきらめずに頑張りましょう!
- 2007/03/05(月) 21:59:31|
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